April 25, 2017
防除施工資格者 お客様アドバイザーよりお答えいたします。
いまのところ、薬剤バリヤーで防ぐか、定期的に家を点検して白蟻の動向を見ることしか防ぐ手立てはありません。
5月から6月の蒸し暑い日の次の日、一斉に皆様から『白蟻では!」とお電話を頂きます。
出る時期はだいたい決まっていますよ。
小さな何ミリにも満たない白蟻ですが、圧倒的な数の力で一度蝕害すると食べつくすまで激烈に進行します。
実験としてガラスケースにいれた白蟻の巣を濡らした新聞紙で一晩覆ったことがあります。
次の日びっくりしました。
いったいこの中に何万匹、いえ、何百万匹いるかと思うと激烈さに圧倒されました。
勿論新聞紙がなくなるまで喰われていたわけではありませんよ。
でもあの何ミリかの小さいサイズの割にはぼろぼろに喰われていましたので。
ここが一番白蟻を退治する上で気を使うところです。なぜなら一度駆除を失敗してしまうと巣別れ現象が起こってきてあちらこちらに飛び火(ハネムーンに飛んでいってしまう)をして収拾がつかなくなるからです。
また今後、白蟻保険がかけられないような事態にもなりかねません。
今の建物は非常に合理的に立てられていますが、その分中がどうなっているか目視できないところや想像ができないところが多く壁をはいで何処まで被害が及んでいるかしることは大事です。
でも思わぬお金がかかりますよね。
予防工事していれば自分のところからの発生で近隣に迷惑をかけることは避けられます。
上記のようなことことからもぜひ予防工事をお奨めいたします。
また白蟻は新天地を求めて飛来しますので、新築時にした防蟻i工事のみで安心されるのも危険なことで昨今環境に配慮して薬剤も5年で効果がなくなるようにしている為、例え現時点で白蟻の被害が認められなくても貴重な財産を守るためには『(社)日本しろあり対策協会正会員業者』などに依頼して定期的に調査施工されることが最も重要な対策であると思います。(そのときにはぜひ施工方法や使用薬剤、保証の内容などをお確かめになられることをお忘れにならないようにお願いいたします。)